コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

テオリア

百科事典マイペディアの解説

テオリア

〈見ること〉〈観照〉〈観想〉を意味するギリシア語。英語theory(法則,理論)はこれに由来し,theatreも類語。アリストテレスによる〈プラクシスpraxis〉(実践)と対照,およびプラクシスに対するテオリアの優越の主張は,後世〈活動的生vita activa〉と〈観想的生vita contemplativa〉の対立として変奏される。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

テオリア【theōria】

〈見ること〉〈観想〉を意味するギリシア語の名詞。theory(法則,理論)はこの語を英語化したもの。ちなみに英語のtheatreも〈見るための場所〉,すなわち劇場を意味するギリシア語のtheatronに由来する。アリストテレスは〈プラクシスpraxis(実践活動)〉に対して〈テオリアの生活bios theōrētikos〉を重視し,これを人間生活の理想とした。最高の神も彼にとっては見ることだけをこととする〈ヌースnous(直観的理性)〉であった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のテオリアの言及

【実践】より

… 実践を意味する西欧語は,〈活動〉を意味するギリシア語のプラクシスpraxisに由来する。古代ギリシア哲学では,プラトンやアリストテレスをはじめ,プラクシス(実践)を〈テオリア(認識,観想)〉に対立させて理解した。その場合,永遠の真実在(真理)としてのイデアや神をロゴス(理性)によって認識するテオリアが価値的に優先され,実践は仮象的で可変的な感覚世界に属する人間が真実在を認識するための手段と考えられた。…

※「テオリア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

テオリアの関連キーワードヨーロッパ諸科学の危機と超越論的現象学イアンブリコスタフーリ思弁

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android