テキサス州(読み)テキサス(その他表記)Texas

翻訳|Texas

デジタル大辞泉 「テキサス州」の意味・読み・例文・類語

テキサス(Texas)

米国南部の州。州都オースティン。1836年メキシコから独立して共和国となり、1845年に合衆国編入石油天然ガス産出牧畜綿花栽培も盛ん。→アメリカ合衆国補説
テキサスヒット」の略。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テキサス州」の意味・わかりやすい解説

テキサス〔州〕
テキサス
Texas

アメリカ合衆国,中央南西部の州。アラスカに次いで2番目に大きい州。州都はオースティン。南東はメキシコ湾にのぞみ,南西はリオグランデ川を介してメキシコと国境をなす。地形的にはメキシコ湾海岸平野,中央低地,グレートプレーンズおよびロッキー山系の4つの地域に分けられる。メキシコ湾岸地域は温暖湿潤で,年平均気温 21℃,年降水量 1220mmであるが,グレートプレーンズ地域は 16℃,510mmとなり,西部ロッキー山系近くは乾燥した大陸気候となる。最初はスペイン領であったが,1821年メキシコの独立とともにメキシコ領となった。次いで 36年 S.F.オースティンの指導のもとに独立して共和国となり,45年合衆国の 28番目の州となった。最大級の農業州であり,綿花,牧牛に加えて米,ダイズ,ムギ,果実,野菜などが生産される。近年各地で表土浸食が重要な問題となっている。 1901年ボーモント近郊のスピンドルトップで石油が発見され,第2次世界大戦後,石油化学工業が発達,合衆国の石油生産の約 25%を占めている。天然ガスも豊富。近年ヒューストン中心として,宇宙開発を契機とするエレクトロニクス工業の発達が著しい。面積 69万1094km2人口 2514万5561(2010)。

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