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トゥランガリラ交響曲 トゥランガリラこうきょうきょくTurangalîla‐symphonie

世界大百科事典 第2版の解説

トゥランガリラこうきょうきょく【トゥランガリラ交響曲 Turangalîla‐symphonie】

20世紀フランスの作曲家O.メシアンの代表作の一つ。クーセビツキーと彼の財団の依頼によってボストン交響楽団のために作曲された。1948年11月完成。翌年49年12月にバーンスタイン指揮ボストン交響楽団によってボストンで初演。〈トゥランガリラ〉とは,サンスクリットで〈愛の歌〉を意味する。編成は,ピアノ,オンド・マルトノ(電子楽器),ウッド・ブロック(木鐘),マラカスなど異国情趣の打楽器群を加えた3管編成のオーケストラ。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トゥランガリラ交響曲
とぅらんがりらこうきょうきょく
Turangalla-Symphonie

フランスの作曲家メシアンの10楽章からなる大規模な交響曲。クーセビツキー財団の依頼によりボストン交響楽団のために作曲(1946~48)。1949年レナード・バーンスタイン指揮で初演。表題に「愛の歌」を意味するサンスクリット語を用いているように、インドや東南アジアの宗教からヒントを得た作品で、それぞれの楽章は「星の血の喜び」「愛の眠りの園」「愛の展開」などの標題をもつ。さまざまな面でメシアン初期・中期の作曲技法が集大成された音楽で、メシアンの代表作となっているが、同時に第二次世界大戦後の前衛的なスタイル「ミュージック・セリエル」の先駆的作品としても高く評価されている。日本初演は1962年(昭和37)小沢征爾(せいじ)指揮のNHK交響楽団。[三宅幸夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のトゥランガリラ交響曲の言及

【メシアン】より

…《わが音楽言語の技法》(1944)などの理論書を執筆し,若い世代の教育にも熱心に取り組み,その門下からは,ブーレーズシュトックハウゼンクセナキスらの逸材が輩出している。この時期に,2台のピアノのための《アーメンの幻想Visions de l’Amen》(1943),ピアノ曲《みどり児イエスにそそぐ20のまなざし》(1944),《トゥランガリラ交響曲Turangalila‐symphonie》(1948)などの傑作が作曲されたが,これらの作品は,いずれもカトリックの信仰に基づいた宗教体験から作曲され,〈移調の限られた旋法〉という独特な旋法体系と,インド音楽やギリシア音楽から影響を受けた自由なリズム法によって構成されている。 1949年にピアノ曲《リズムのための四つのエチュード》(第2,3曲。…

※「トゥランガリラ交響曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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