トカンティンス州(読み)トカンティンス(英語表記)Tocantins

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トカンティンス州」の意味・わかりやすい解説

トカンティンス〔州〕
トカンティンス
Tocantins

ブラジル中北部の州。州都パルマス。 1988年ゴイアス州の北半が分離して州となった。ブラジル高原北部,標高 100~400mの高地を占め,北東部はマラニャン州ピアウイ州,東はバイア州,南はゴイアス州に接する。アラグアイア川トカンティンス川北方に流れて深い谷を刻み,南部は林地性のサバナ,北部は熱帯雨林地帯が広がる。気候は亜熱帯気候で,年平均気温は 24℃,年降水量約 1500mmで,10~3月が雨季。人口密度が低く,穀物栽培と肉牛飼育が主産業。ボーキサイト,石灰石,スズ,金などの鉱業もある。首都ブラジリアからアマゾン川流域に延びるトランスアマゾン・ハイウェーが通るほかは交通路は未発達。面積 27万 7322km2。人口 92万 133 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android