トランスグルタミナーゼ

化学辞典 第2版 「トランスグルタミナーゼ」の解説

トランスグルタミナーゼ
トランスグルタミナーゼ
transglutaminase

タンパク質を架橋する酵素.グルタミンとリシン残基の側鎖共有結合(イソペプチド結合)でつなぐ.

  -CH2CH2CONH2(グルタミン側鎖) +

H2N-CH2CH2CH2CH2-(リシン側鎖)  

→ -CH2CH2CONH-CH2CH2CH2CH2- + NH3  

動物由来の酵素は Ca2+ 要求性で,活性中心にシステインを有する.皮膚を丈夫にしたり(keratinocyte transglutaminase),止血の際のフィブリン塊に強度をもたせる(血液凝固因子)役割を果たしている.[CAS 80146-85-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む