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ドゥーエ Douhet, Giulio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドゥーエ
Douhet, Giulio

[生]1869.5.30. ナポリ近郊カゼルタ
[没]1930.2.15. ローマ
イタリアの軍人,航空戦略理論家。民間の大学卒業後,陸軍に入って砲兵中尉に任官し,その後陸軍大学校を修了してからトリノ技術工学院で電気学を専攻。砲兵将校としての教育を受けたが,航空に関心をもち,1909年には論文『制空権とその獲得』を発表。 12~15年イタリア陸軍第1飛行大隊長をつとめ,さらに歩兵隊長となり,第1次世界大戦に活躍。 16年航空部隊が陸海軍の補助的部隊としか扱われていないとして,陸軍参謀本部の政策を激しく批判したため,軍法会議に付せられ,同年 12月予備役に編入されるとともに投獄された。しかし翌年のカポレットの敗戦で彼の理論の正当性が認められ,出獄,18年に航空本部長として現役に復帰した。 21年陸軍少将に任官。その後引退し軍事評論家として活躍した。空軍の独立と他の部隊の縮小を主張し,特に戦略爆撃機隊を主力にした攻撃によって敵国を降伏させることができると説き,当時の世界の軍事航空界に賛否両論の意見を巻起した。主著は『制空権-航空戦技術論』 Il dominio dell'aria (1921) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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