南アフリカ共和国東部の山脈。南アフリカ内陸高原盆地の縁辺はグレート・エスカープメントと総称される浸食崖で切られているが,傾斜が急で比高の大きい部分がドラケンスバーグ(竜の山)と呼ばれる。現地名はカトランバQuathlamba(岩の山)。レソトのバスト高地とこれにつづく自由州とクワズールー・ナタール州の州境部,約500kmの崖部を狭義には指す。粗粒玄武岩で保護されたバスト高地には南アフリカの最高峰タバナ・ヌトレニヤナ山(3482m)をはじめ,3000m級の山がいくつかある。広義には北のトランスバール地方東部へ約300kmつづくものも含む。インド洋水系と大西洋水系を分ける大陸分水界の一部を構成し,比較的乾燥している国内では地形性降水に恵まれている。
執筆者:戸谷 洋
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...