ナショナルトレーニングセンター(読み)なしょなるとれーにんぐせんたー(英語表記)National Training Center

デジタル大辞泉 の解説

ナショナル‐トレーニングセンター(National Training Center)

日本のトップレベルの運動競技者のためのトレーニング施設。文部科学省スポーツ振興基本計画に基づいて平成20年(2008)開設。東京都北区に中核拠点、国内各地に競技別強化拠点施設がある。NTC
[補説]中核拠点は国立スポーツ科学センターに隣接し、日本スポーツ振興センター管理JOC運用命名権は平成21年(2009)より食品メーカーの味の素が所有している。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 の解説

ナショナルトレーニングセンター

東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)に隣接して、2008年の北京オリンピックに間に合うように整備予定の屋外屋内のトレーニング施設と宿泊施設。屋外施設は、屋根付きの400mトラックで、地上3階、地下1階の屋内施設は、柔道卓球、体操、バーボールほか、25mプールなどの専用練習場を備える。フランス、オーストラリア米国等ではスポーツ競技力向上のための国家レベルの施設が整備されているが、日本では、1986年のソウル・アジア大会で韓国に獲得メダル数で敗れて、センター設置の動きが具体化した。2004年6月に文部科学省は、「ナショナルトレーニングセンターの設置等の在り方に関する調査研究(報告)」の中で、ナショナルトレーニングセンターを中核拠点とし、さらに冬季競技、海洋・水辺系の競技、高地トレーニング等の施設を競技別強化拠点に指定し、ネットワーク化を図る基本構想を発表。屋外施設はすでに完成し、利用が開始されている。屋内施設の完成は07年12月の予定。

(高橋義雄 名古屋大学総合保健体育科学センター講師 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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