コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ナチュラルキラー細胞 ナチュラルキラーサイボウ

4件 の用語解説(ナチュラルキラー細胞の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ナチュラルキラー‐さいぼう〔‐サイバウ〕【ナチュラルキラー細胞】

natural killer cell感作(かんさ)されずにキラー細胞として働くリンパ球。非T・非Bリンパ球で、悪性変化を起こした細胞や、ウイルスを殺す。ウイルス感染では免疫系の活性化以前に第一線の防衛を行う。NK細胞

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

ナチュラルキラーさいぼう【ナチュラルキラー細胞】

リンパ球の一種。腫瘍しゆよう細胞を融解する機能をもつ。 NK 細胞。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナチュラルキラー細胞
なちゅらるきらーさいぼう
natural killer cell

リンパ球の一種。全身の細胞をくまなく監視し、悪性変化して癌(がん)化した細胞やウイルスの侵入を察知し、ウイルスだけでなく感染した細胞ごと殺そうと働く。T細胞のように体内にある特定の抗原をそれと認識して反応するのではなく、ウイルスに感染した細胞をみつけだして殺す殺し屋(キラー)であるため、この名がついた。略称NKC で、NK細胞ともいう。
 リンパ球のなかで先天免疫を担っている。体内にある細胞のほとんどは細胞表面にそれと認識される特有な暗号、すなわち主要組織適合遺伝子複合体(MHC:major histocompatibility complex)をもっており、MHCのうちのクラスはすべての細胞の表面に発現している。NK細胞はこのMHCクラスを感知する受容体をもち、その発現量を監視して癌細胞やウイルスに感染し発現量が低下している細胞をみつけだして融解する。これによって正常細胞を傷つけずに免疫機能を果たす。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のナチュラルキラー細胞の言及

【肝臓】より

…ピット細胞pit cellは,76年ウィッセE.Wisseらにより記載された新しい肝構成細胞で,類洞腔内に偽足をのばして付着している。最近の研究によれば,この細胞は,リンパ球の一種であるナチュラル・キラー細胞natural killer cellと考えられており,肝臓の免疫監視機構に関与しているらしい。その細胞質は,電子密度大の顆粒と“rod‐cored vesicle”と呼ばれる特殊な小胞によって特徴づけられる。…

【免疫】より

…このようにして,それぞれの動物種は,もともとある種の感染症から免れるように生まれついている。そのほかにも,自己でないような異種の細胞やウイルス感染などで変化した細胞が生体内に存在すると,個体は非特異的な液性因子,たとえばリゾチームや補体成分などでそれを破壊しようとするし,ナチュラルキラー細胞natural killer cell(NK細胞と略記)と呼ばれるリンパ球系細胞は,それに初めて出会ったにもかかわらず異物と認めて破壊してしまう。さらに拡大して考えると,O型の人は,輸血を受けたことがないにもかかわらず,もともとA型赤血球に対する少量の抗体をもっているし,自然界に存在するさまざまな抗原物質に対して,これまで接触した経験がないのに,しばしばきわめて微量の抗体をつくりつづけている場合も多い(これを自然抗体という)。…

【免疫細胞系】より

…免疫応答に関与する細胞の総称。抗原の特異性に対応した,いわゆる特異的免疫を分担しているのはリンパ球であるが,非特異的免疫はおもにマクロファージとナチュラルキラー細胞の役割である。これらの細胞系は独立に働くこともあるが,相互作用によって機能を発現することが多い。…

※「ナチュラルキラー細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

ナチュラルキラー細胞の関連キーワードNK 細胞CellテレビCell金野学武R-1乳酸菌マルチコアCELLHTLV自動車電話SNG

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ナチュラルキラー細胞の関連情報