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ニッケル亜鉛電池 ニッケルアエンデンチ

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デジタル大辞泉の解説

ニッケルあえん‐でんち【ニッケル亜鉛電池】

陽極水酸化ニッケル陰極に亜鉛、電解液酸化亜鉛飽和した水酸化カリウムを用いたアルカリ蓄電池。繰り返し充電・放電ができるが、ニッケルカドミウム電池に比べ、寿命が短い。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニッケル亜鉛電池
にっけるあえんでんち
nockel-zinc batteryzinc-nickel oxide cell

正極活物質にオキシ水酸化ニッケル、負極活物質に亜鉛、電解質には酸化亜鉛を飽和した水酸化カリウム水溶液を用いたアルカリ蓄電池の一種。放電反応は
 (正極)
  NiOOH+H2O+e-―→Ni(OH)2+OH-
 (負極)
  Zn+2OH-―→ZnO+H2O+2e-
 (全体)
  2NiOOH+Zn+H2O―→2Ni(OH)2+ZnO
である。充電反応はこれらの逆に進む。起電力は1.76ボルト、公称電圧は1.6ボルトであり、アルカリ蓄電池のなかでは高い。また理論エネルギー密度は0.326Wh/gと大きく、高率放電性能はよい。しかし寿命がニッケルカドミウム蓄電池に比べて短いことが欠点であり、携帯用電動機器、刈払機、レース車用エンジンスターター、海洋開発の水中動力源など特殊な用途に用いられている。
 ボタン形のニッケル亜鉛一次電池が1970年代後半に開発されているが、水酸化ニッケルの電解酸化により合成したオキシ水酸化ニッケルを正極活物質に用いると自己放電が大きく、ニッケル亜鉛一次電池には適さない。そのため水酸化ニッケルを次亜塩素酸ナトリウムで化学酸化することによって合成したオキシ水酸化ニッケルが用いられている。この一次電池は高率放電特性と低温特性に優れている。[浅野 満]
『電気化学会編『電気化学便覧』(2000・丸善) ▽電池便覧編集委員会編『電池便覧』(2001・丸善) ▽小久見善八・池田宏之助編著『はじめての二次電池技術』(2001・工業調査会)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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