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ネイト Neith

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ネイト
Neith

エジプトの女神。俗称がテヘヌート (「リビア女」の意) であることから西方起源の神と考えられる。かなり古くから下部エジプトのデルタ地帯の国家神,特にサイス守護神とされた。ギリシア人は女神アテナと同一視している。セベクの母。ヌトハトルと同様に天の女神とされ,一般に神々の母,特にレーの母とされた。基本的には,戦いの女神と家庭的な女の技芸の長としての相異なった性格をもつ。前者としては夜間にうろつく妖怪や悪者をその矢で眠らせ,後者としてはその梭 (ひ) で世界を織りなしたという。オシリス信仰に組入れられると,イシスと混同され,死者たちの保護女神となった。サイスの彼女の神殿には医術学校,「生命の家」が併置されていたという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ネイト【Neith】

古代エジプトの女神。神々の中でも最も古い女神の一人で,その信仰は先王朝期,すでに西デルタ地方において一般的であった。その本拠はサイスで,赤い王冠を頂き,手には弓,2本の矢や盾を持ち,ときには2匹のワニを従えた姿で表される。創造神,太陽の母,戦争や狩猟の神,眠りの守護神,織物の創始神,塗油の女神,柩(ひつぎ)やカノポス壺(内臓を納めた壺)の守護神など多くの属性をもつ。ヘリオポリスアトゥムの神殿とともに,サイスのネイト神殿は医療の中心地であり,〈生命の家〉といわれる医学校があった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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