ネグロ

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百科事典マイペディア 「ネグロ」の意味・わかりやすい解説

ネグロ[川]【ネグロ】

アマゾン川の主要な支流の一つ。コロンビア西部のアンデス東麓に発して東流ギアナ高地に発するブランコ川を合わせ,マナウス付近でアマゾン川に合流する。全長2253km。アマゾン水系を代表する〈黒い水〉の川で,酸性が強い。ベネズエラ,コロンビアに近い流域は乾燥した草原地帯で牧牛が行われ,マナウス付近では河岸ジュート栽培が行われる。
→関連項目アマゾン[川]オリノコ[川]

ネグロ[川](アルゼンチン)【ネグロ】

南米,アルゼンチン中南部の川。全長1000km。アンデス山脈南部に発する2支流がネウケン付近で合流してネグロ川となり,東流して大西洋に注ぐ。下流350kmは航行可能。流域では果実栽培,集約的農業が開発されている。
→関連項目バイア・ブランカ

ネグロ[川](ウルグアイ)【ネグロ】

南米,ウルグアイ中央部を南西流し,ウルグアイ川下流に注ぐ川。全長480km。ブラジル最南部バジェー付近に発する。中流にリオ・ネグロ湖が造成された。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のネグロの言及

【アマゾン[川]】より

…河口に達した1542年8月26日までの約9ヵ月間,エル・ドラド(黄金郷)を求めての苦難に満ちたアマゾン探索であった。この間オレリャーナの探検隊一行は左岸から合流するインキのように黒い大きな川を発見し,これにネグロ川と名を付けた。さらに,1542年6月24日には,2時間足らずではあったが,インディオと壮絶な戦いをした。…

※「ネグロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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