ノロウイルスによる食中毒(読み)のろういるすによるしょくちゅうどく

家庭医学館 の解説

のろういるすによるしょくちゅうどく【ノロウイルスによる食中毒】

 ノロウイルス(SRSV・小型球形ウイルス)が生ガキ、アサリ、シジミ、生野菜などの食品を介して食中毒の原因になっていることが最近わかってきました。冬場の発生が目立ち、集団発生することもあります。
 これまで原因不明の食中毒とされていましたが、食品や糞便(ふんべん)中のウイルスを検出することで診断できます。年齢に関係なくおこり、急性胃腸炎(「子どもの急性胃腸炎」)や感染性腸炎(「感染性腸炎」)をおこします。
 潜伏期間は1~2日、症状は急な吐(は)き気(け)・嘔吐(おうと)、下痢(げり)に発熱をともなうことが多いため、かぜと思い込む人も多いようです。
 発症して3日ほどで治まりますが、その間安静を保ち、脱水に注意して水分の補給を行ないます。毒素を早く体外に出すためにも、下痢止めなどは使用しないようにします。症状が激しい場合は受診しましょう。
●予防
 生食用以外のカキは十分に加熱調理する、病人の便や吐物の処理には注意しなければなりません。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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