ハクティビスト(読み)はくてぃびすと(その他表記)hacktivist

翻訳|hacktivist

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハクティビスト」の意味・わかりやすい解説

ハクティビスト
はくてぃびすと
hacktivist

政治的・社会的なメッセージ性をもってサイバー攻撃を行うネット犯罪者、あるいはその集団をさす。アノニマスやラルズセックLulzSecなどの団体や組織がよく知られている。特定の意図で活動するハッカーhacker(正しくはクラッカーcracker)を表現するために、ハッカーと、活動家を意味するアクティビストactivistを組み合わせた造語である。また、その行動をハクティビズムhacktivismという。

 インターネット上の情報発信や言論の自由を守ると称し、これに制限や規制を加えようとする権力に抵抗するなど、独善的な正義をかざして行動する。敵対する、あるいは問題があるとみなした政府や公共機関、企業にサイバー攻撃をしかけ、ウェブサイトの改竄(かいざん)やサーバーを停止させるなどの行動に加え、データベースに侵入して機密文書や個人情報を盗み、顧客情報を流出させるなどの社会的な被害を与える。

 ハクティビストはターゲットの評判を落とし、信頼を損なうことを主目的とし、愉快犯などよりも執拗(しつよう)で悪質な傾向にある。そのため、世界中の政府や企業がセキュリティ強化などの対策を行うとともに、各国政府が逮捕に力を入れている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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