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ハジュラル遺跡 ハジュラルいせきHacilar

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハジュラル遺跡
ハジュラルいせき
Hacilar

トルコ,アナトリア高原南西部ブルダルの西約 25kmにある先土器時代新石器時代後期,金石併用時代の遺跡。 1957~60年に J.メラートにより調査された。先土器文化層は遺跡の南西部で部分的な調査であるが,7層の建物跡の堆積が検出された。泥煉瓦が使用され,壁,床は泥で上塗りが施され,一部の床は赤色に塗彩されていた。遺物は磨製石斧,石刃,石製容器などが出土したにすぎない。穀物は麦,豆類が検出されており,犬,羊などの獣骨は断片的に出ている。新石器時代後期の層は3期に区分される。第1期の家屋は壁は厚く,中心の部屋には窯,物置棚,窓が設けられた (VI層) 。土器は灰白色に赤・茶色の化粧土を掛けた無文土器が主体をなす。なかに女性の頭部や動物などを刻線で表わしたものもある。第2期では囲壁 (70m× 35m) に囲まれた集落址 (II層) が明らかにされ,穀物倉,見張り小屋,土器工房,神殿などに分れていたと推測されている。彩文土器が主体となり,クリーム地に赤で動物の頭や女神像を様式化した文様や幾何学文が描かれている。第3期になると,広場を中心に放射状に集落が営まれたことが明らかにされ,土器は器形が著しく変化し,同時に文様も線で円や弧状を描くものが多くなる。こうした変化は新しい住民の移動の結果と考えられている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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