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ハロタン ハロタンhalothane

翻訳|halothane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハロタン
halothane

フローセンともいう。 CF3CHClBr 。不燃焼性の揮発性液体。甘みがあり,不快な臭気はない。沸点 50.2℃。光に弱く,0.01%のチモールとともに保存。水に少し溶け,石油エーテルその他の油脂溶剤とは混る。ヒトや家畜の吸入麻酔薬として使われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハロタン【halothane】

ハロセンともいう。吸入麻酔薬の一つ。1958年イギリスICI社が合成したもので,クロロホルム類似の麻酔作用を示し,麻酔力はエーテルの4倍,クロロホルムの2倍と評価されている。エーテルと異なり不燃性で,吸入に際し,気道粘膜を刺激せず,通常あらゆる種類の手術に全身麻酔の目的で用いられる。鎮痛効果はクロロホルムに劣り,麻酔の導入には1.5~2.0v/v%以上の濃度が必要とされる。手術に必要な筋弛緩作用は弱いので,必要に応じ筋弛緩薬を併用するが,著しい筋弛緩を要しない手術には好んで用いられる。

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世界大百科事典内のハロタンの言及

【麻酔】より

…全身麻酔は麻酔薬の投与方法により吸入麻酔と静脈麻酔に分けることができる。
[吸入麻酔inhalation anesthesia]
 笑気のようなガス麻酔薬,ハロタンなどのような揮発性麻酔薬を吸入させて全身麻酔を起こす方法である。麻酔薬は肺から摂取され血液に溶解し中枢神経にも分布する。…

※「ハロタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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