バイオセーフティ議定書(読み)バイオセーフティぎていしょ

百科事典マイペディア 「バイオセーフティ議定書」の意味・わかりやすい解説

バイオセーフティ議定書【バイオセーフティぎていしょ】

遺伝子組換え生物作物)の国際取引を規制する初めての協定。1992年に締結された生物多様性条約(日本を含め約180ヵ国が締結)に基づき,開催された条約締結国会議(2000年1月,モントリオール)で採択された。バイオテクノロジーによる遺伝子操作をした生物が市場に出回ることの,生物多様性に対する悪影響を防止することを目的とする。具体的には,遺伝子組換え植物種子輸出入に先立って,両国間での通告同意を義務づけた。また,輸出国内で安全性を確認,流通している食用,加工用,飼料用のものは,事前通知,同意は不要だが,輸入国が国内法により可否を判断できる。
→関連項目遺伝子組換え食品

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