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バカリウス Vacarius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バカリウス
Vacarius

[生]1115~20頃. イタリア,ロンバルディア
[没]1198以後 イギリス
イタリアの法学者。注釈学派の一人。ボローニャ大学でロンバルド法,教会法およびローマ法を学び,若いうちにイギリスに渡り,オックスフォード大学などでローマ法を講義した。これがイギリスの大学でローマ法が教育されるようになった最初である。ローマ法源を長期間にわたって研究する時間のない学生のために編纂したといわれる,ユスチニアヌス1世の『学説彙纂』および『勅法彙纂』の編纂書は「貧しき法学生の書」Liber pauperumと呼ばれ,オックスフォード大学法学生の主要な教科書として広く愛用された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バカリウス
ばかりうす
Vacarius
(1120ころ―1200ころ)

イタリアの法学者。ロンバルディア地方に生まれ、ボローニャで法学を修め、注釈学派に属する。カンタベリー大司教シーオボールドに招かれ、イギリスに渡って(1145/1146)オックスフォードで教鞭(きょうべん)をとり、イギリスでのローマ法教育の最初の人となった。『ローマ法大全』から抜粋しこれに注釈をした『貧者の書』Liber pauperum(1149)を著した。晩年、教皇インノケンティウス3世の命により北方十字軍を提唱した。[佐藤篤士]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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