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バクル Bakr, Ahmad Hassan al-

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バクル
Bakr, Ahmad Hassan al-

[生]1914. ティクリート
[没]1982.10.4. バグダード
イラクの軍人,政治家。陸軍士官学校卒業。 1958年7月アブドゥル・カリーム・カセム,アブドゥル・サラーム・アーリフ (弟) 大佐とクーデターによってハーシム王制を打倒したが,カセム政権と対立したため,1959年陸軍を退役した。 1963年2月カセムを倒し,アーリフ大統領のもとで首相となった。 11月同大統領がバース党系指導者を追放した結果,同党穏健派に属する彼は首相を解任されたものの,副大統領のポストにつき 1964年1月までその職にあった。 1968年7月クーデターを指揮し,アブドゥル・ラフマーン・アーリフ大統領 (1966.4.弟の事故死で就任) を追放,革命指導評議会議長とあわせて大統領に就任,8月からは首相も兼任。 1973年6月国軍最高司令官も兼任。 1979年7月辞任,引退した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バクル
ばくる
Amad asan al-Bakr
(1914―1982)

イラクの軍人、政治家。イラク軍の将校であったが、1958年7月の共和革命に参加。しかし、革命後のカセム政権と対立し軍を追放される。1963年の二月革命によってカセムを倒し、アレフAbd al-Salam Aref大統領(1921―1966)のもとでバース党政権の首相となるが、同年11月アレフ大統領のクーデターでバース党政権が追放されると、しだいに権力の中枢から遠ざけられるようになった。1968年7月のバース党によるクーデター成功後大統領に就任、同時に革命評議会議長、軍総司令官、バース党書記長を兼任し、全権を掌握する。1979年健康上の理由で大統領をサダム・フセインに譲り政界から引退する。1982年病死。[木村喜博]

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