バレーラ(英語表記)Varela, Luís Nicolau Fagundes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バレーラ
Varela, Luís Nicolau Fagundes

[生]1841.8.17. サンタリッタ
[没]1875.2.18. ニテロイ
ブラジルの詩人。代表作『アメリカの声』 Vozes da América (1864) ,『歌と空想』 Cantos e Fantasias (65) ,『南の歌』 Cantos Meridionais (69) ,『アンシエッタ,または密林での福音』 Anchieta,ou O Evangelho nas Selvas (75) ,『ラザロの日記』 Diário de Lázaro (80) など。長男の死に際して書いた『苦難の歌』 Cântico do Calvárioは,ポルトガル語で書かれた最も美しく完璧な悲歌で,『アメリカの声』に収められている。

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世界大百科事典 第2版の解説

バレーラ【Juan Valera】

1824‐1905
スペインの文学者。コルドバ県の生れで,外交官として諸外国に滞在(1848‐96)するかたわら,1854年以降批評家として文学,思想,政治を論じた。古典に通じ,広い教養と学識をもつこの批評家の全貌は,独特の懐疑主義と相まってとらえにくい。50歳で小説を書き始め,処女作《ペピータ・ヒメネス》(1874)ではアンダルシア風俗を背景にカトリック神秘思想を風刺している。ほかに自然主義の決定論を逆用した《三つ子の魂》(1895),伝奇的歴史小説《モルサモール》(1895)などがある。

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世界大百科事典内のバレーラの言及

【スペイン文学】より

… 19世紀後半のリアリズムの時代になると,主として社会的テーマを身近なもの,地方的なものに即して描く,風俗描写的な〈郷土小説〉が数々の佳作を生むことになる。このジャンルの嚆矢となったフェルナン・カバリェロFernán Caballero(1796‐1877)の《かもめ》,P.A.deアラルコンの《三角帽子》,そしてアンダルシアを舞台に,恋と宗教的使命の板ばさみとなった神学生の心の葛藤を描いたJ.バレーラの《ペピータ・ヒメネス》などである。この傾向に属するものの,はるかにスケールが大きく,セルバンテスに次ぐ小説家と見なされているのがB.ペレス・ガルドスである。…

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