バングラー・ビート(読み)バングラービート

百科事典マイペディア 「バングラー・ビート」の意味・わかりやすい解説

バングラー・ビート

1980年代に在英インド・パキスタン系住民の中から生まれたポピュラー音楽。バングラーは,インドからパキスタンにかけてのパンジャーブ地方の収穫を祝う祭りの際に,ドーラクやドールという両面太鼓の伴奏で,ボーリー(抒情的な民謡)とともに踊られる民俗舞踊。バングラー・ビートは,そのエッセンスであるドーラクのビートを残しつつ,エレクトロニクスを導入して生まれたダンス音楽。英国では南アジア系住民だけに限らず,広く人気を博し,ヒップ・ホップレゲエ,ハウス,ジャングルなどの影響を受けたものも出現。1990年代にはインド本国でもパンジャーブに生まれ育った人たちによる活動が始まり,人気を博す。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む