バンテン農民反乱(読み)バンテンのうみんはんらん

世界大百科事典 第2版の解説

1888年7月9日,インドネシアのジャワ島西端バンテンBanten地方の第2の行政中心地チレゴンで,副理事官書記(ヨーロッパ人)の家を住民の一隊が襲撃したことに端を発し,武装した農民が各地でオランダ人やインドネシア人の官吏を殺害し,租税などに関する公文書を焼き,囚人を解放する行動を続けた事件。植民地政府の対抗措置のために,目ざすバンテンの中心地セランを攻撃するまでにいたらず,7月30日には完全に鎮圧されてしまう短命のものであった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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