困苦(読み)コンク

デジタル大辞泉 「困苦」の意味・読み・例文・類語

こん‐く【困苦】

[名](スル)困り苦しむこと。また、そのような状態。「困苦に耐える」「困苦める」「天災が重なって困苦する」
[類語]貧困貧苦困窮貧窮窮乏貧乏困乏生活苦ひん赤貧極貧清貧じり貧貧寒じり安どか貧素寒貧すかんぴん不如意ふにょい文無もんな落ち目減退後退下火退潮尻すぼまり廃頽下り坂左前不振先細り下がり目低落廃る廃れる傾く寂れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「困苦」の意味・読み・例文・類語

こん‐く【困苦】

  1. 〘 名詞 〙 必要なものに乏しくて、生活などに苦しむこと。また、そういう状態。
    1. [初出の実例]「一には、父の法皇を嶮路にあゆませ奉り、心神を困(コン)苦せしめたりし也」(出典北野天神縁起(鎌倉初))
    2. [その他の文献]〔荘子‐逍遙遊〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「困苦」の読み・字形・画数・意味

【困苦】こんく

こまりはてる。〔荘子、逍遥遊〕彷徨乎として其(大樹)の側(かたは)らに爲す无(な)く、逍遙乎として其の下に寢臥す。斤斧(きんぷ)に夭(えう)せられず、物、する无し。用ふべき无き、安(いづく)んぞ困するならんや。

字通「困」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

ぐんまちゃんの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android