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バンデッロ Bandello, Matteo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バンデッロ
Bandello, Matteo

[生]1485. カステルヌオーボスクリビア
[没]1561. アジャン
イタリアの物語作家。若い頃ドミニコ会修道士となったが,奔放で波乱に富む生涯をおくった。フェララマントバの宮廷に仕え,マキアベリと面識があった。好色な主題の多い短編をまとめた主著『小話集』 Novelle (4巻,1554~73) は,シェークスピアやロペ・デ・ベガなど,後世のヨーロッパ文学に大きな影響を与えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バンデッロ
ばんでっろ
Matteo Bandello
(1485―1561)

イタリアの短編作家。北イタリアで生まれる。パビアで学び、20歳でドミニコ派の修道士となるが、1526年には還俗(げんぞく)、仕えた武将が暗殺されるや、その未亡人を追ってフランスに赴き、50年にアジャンの司教に任ぜられるまで、軍人、宮廷人として奔放で波瀾(はらん)に富む暮らしぶりだった。
 代表作は214編からなる『短編小説集(ノベツレ)』全四巻である。初めの三巻は1554年ルッカで、残り一巻は1577年リヨンで出版された。
 複雑怪奇、情熱的かつ猟奇的、好色卑猥(ひわい)なエピソードに満ちた、1500年代の鏡ともいうべき短編群であり、そのプロットの奇抜、心理描写の巧みさでヨーロッパ近代小説の先駆けとなった。事実、シェークスピアやスタンダール、ベガやバイロン、ミュッセもこのバンデッロの短編小説群に多くのヒントをみいだしている。[花野秀男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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