バーラクザーイー朝(読み)バーラクザーイーちょう(その他表記)Bārakzāī; Bārakzā'ī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーラクザーイー朝」の意味・わかりやすい解説

バーラクザーイー朝
バーラクザーイーちょう
Bārakzāī; Bārakzā'ī

アフガニスタン王朝 (1826~1973) 。創立者のドースト・ムハンマドが前王朝のドゥラーニー朝宰相家柄と定められたバーラクザーイー族の出身のため,この王朝名が起った。この王朝の時代にはイギリス,ロシア両勢力のため王権は動揺し,イギリス軍の侵入をこうむった (第1,2次アフガン戦争 ) 。 1933~73年ザーヒル・シャー王位にあったが,ダーウド・カーンクーデター王制が廃止され,共和制となった。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「バーラクザーイー朝」の解説

バーラクザーイー朝(バーラクザーイーちょう)
Bārakzā'ī

1826~1973

近現代アフガニスタンの王朝。ムハンマドザーイー朝ともいう。ドゥッラーニー朝宰相の弟ドースト・ムハンマド(在位1826~63)がカーブル建国。イギリスとの3度アフガン戦争をへて,1919年完全独立。ザーヒルシャー(在位1933~73)のとき,クーデタで倒された。

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