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パパゴ族 パパゴぞくPapago

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パパゴ族
パパゴぞく
Papago

砂漠地帯に住む北アメリカインディアンの一民族で,自称「砂漠の人」。アリゾナ州からメキシコのソノラ北部にかけて広がり,ユート=アステカ語族に属する言語を話す。言語的・文化的に南隣するピマ族に似ている。夏は畑近くので過すが,灌漑をもたず雨後流水を利用する農耕は,男性の力による土堤や溝の土木工事に支えられている。しかし,乾燥地帯のため収穫は少く,女性は食糧の 75%を占める野生の食物を採集しなければならなかった。社会組織は父系の数家族が村をつくり,いくつかの村が集って連合体を形成している。白人との接触が少なかったため,伝統的な文化要素を残し,3ヵ所の指定居留地に約 8300人が住む。

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世界大百科事典内のパパゴ族の言及

【アメリカ・インディアン】より

…低地は砂漠・乾燥地帯で,サボテン類,スゲ属の植物が卓越し,ロッキー山脈南部に相当する山麓地帯はマツ類やセイヨウネズなどにおおわれる。プエブロ諸族,アサパスカン系諸族,ピマ族,パパゴ族などがおもな原住民である。リオ・グランデ川上流域やアリゾナ州北東部に住むプエブロ族はオアシス的村落農耕民であった。…

【ホホカム文化】より

…北アメリカ南西部の砂漠地帯(アリゾナ州南部)に発展したアメリカ・インディアンの先史文化。開拓期(前100‐後500),植民期(500‐900),定着期(900‐1100)および古典期(1100‐1400)に分けられ,現在のピマ族Pima,パパゴ族Papagoの祖先の文化と考えられる。ヒラ川流域のスネークタウンSnaketown,ロス・ムエルトスLos Muertos,カサ・グランデCasa Grande,プエブロ・グランデPueblo GrandeなどがホホカムHohokam文化の主要遺跡である。…

※「パパゴ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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