パーヌルル国立公園(読み)パーヌルルコクリツコウエン

デジタル大辞泉 「パーヌルル国立公園」の意味・読み・例文・類語

パーヌルル‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【パーヌルル国立公園】

Purnululu National Parkオーストラリア、西オーストラリア州北東部、キンバリー地方にある国立公園カナナラの南約300キロメートルに位置する。アボリジニー言葉で「砂の岩」を意味する、バングルバングルとよばれるドーム状の岩山が並ぶ。3億5千万年前に形成された砂岩質の山脈風化浸食を受け、独特な自然景観になったと考えられている。2003年に世界遺産自然遺産)に登録された。パヌルル国立公園。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界遺産詳解 「パーヌルル国立公園」の解説

パーヌルルこくりつこうえん【パーヌルル国立公園】

2003年に登録されたオーストラリアの世界遺産(自然遺産)で、西オーストラリア州東キンバリー地区に位置する。古来先住民族アボリジニが「パーヌルル(砂岩)」と呼んできたこの奇岩群は、デボン紀石英砂岩を含んだ岩石が浸食されて縞模様の岩山となったもので、2400km2の範囲にわたって広がっている。その中心がバングル・バングル山脈という秘境で、灰色オレンジ色の縞模様をした蜂の巣状や円錐形の奇岩が圧倒的な景観を見せる。このような、自然の営みが育んだ景観が評価されて、世界遺産に登録された。◇英名はPurnululu National Park

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android