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ヒステリー研究 ヒステリーけんきゅう Studien über Hysterie

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒステリーけんきゅう【ヒステリー研究 Studien über Hysterie】

S.フロイトとJ.ブロイアーによる共著として,1895年に刊行された著作。ブロイアーによるアンナ・Oの症例,フロイトによる四つの症例(エミー・フォン・Nエリーザベト・フォン・Rカタリーナルーシー・R)と〈ヒステリー心理療法〉の論文,両者による〈ヒステリー現象の心的機構〉の論文などからなる。ブロイアーは催眠によってヒステリーの治療をしており,フロイトも初めその影響下にあった。しかし,やがてフロイトは催眠には一定の限界があることに気づき,無意識を意識化する方法として自由連想法を発見し,これによって精神分析が誕生した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のヒステリー研究の言及

【エミー・フォン・N】より

…S.フロイトによって,《ヒステリー研究》(1895)中で報告された症例の一つ。エミーは,中部ドイツ出身の40歳になる未亡人であったが,ときおり襲う譫妄(せんもう)状態と夢遊状態,四肢の疼痛や知覚脱失,どもりや舌打ち,蟇(がま)恐怖と雷恐怖などの症状に悩んでいた。…

【エリーザベト・フォン・R】より

…S.フロイトによって《ヒステリー研究》(1895)中で報告された症例の一つで,24歳になるハンガリーの地主の娘。主訴は両下肢の疼痛と歩行障害。…

【カタリーナ】より

…S.フロイトによって,《ヒステリー研究》(1895)中で報告された症例の一つ。フロイトが夏の旅行中,アルプス山中の宿で会った18歳の少女で,吐きけや頭重感などで苦しんでいた。…

【フロイト】より

…これは精神病理学者・精神療法家フロイトの誕生をも意味する。J.ブロイアーと共著の《ヒステリー研究》(1895)では,おもにブロイアーの催眠浄化法がとり上げられているが,症例エリーザベト嬢(エリーザベト・フォン・R)に対しては,未熟な形ながら自由連想法が採用されている。この書の中では〈抑圧〉〈無意識〉〈転換〉の機制がとり上げられ,ヒステリーは抑圧された性的契機が大きな意味をもつ性的神経症であると主張されている。…

※「ヒステリー研究」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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