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ビフィズス因子 ビフィズスいんしbifidus factor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビフィズス因子
ビフィズスいんし
bifidus factor

ヒトの乳の中に存在し,ビフィズス菌 Lactobacillus bifidusの生育に必要な因子。乳児の腸内でビフィズス菌が生息すると他の有害菌の繁殖が押えられ,健康保持に役立つ。この因子は牛乳中にはほとんど含まれていないため,母乳栄養の鍵を握っている。 R.クーンらはその本体がアミノ酸を含む少糖類であることを明らかにした (1957) 。

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世界大百科事典内のビフィズス因子の言及

【ビフィズス菌】より

…腸内容が酸性であると大腸菌や他の病原性腸内細菌は増殖しにくく,またビフィズス菌そのものが,大腸菌などと拮抗してその増殖を抑制するので,ビフィズス菌は母乳栄養児の腸内感染症による罹患率,死亡率を低くするのに役立っていると考えられている。人乳中には乳糖が多量に含まれているが,この乳糖の一部は小腸で分解されず大腸に至り,ビフィズス菌叢の酵素の働きで分解されて腸内の酸性環境をつくることを助け,人乳中のビフィズス因子が,ビフィズス菌の増殖を促進し,さらに人乳中のラクトフェリン,リゾチームなどが大腸菌の増殖を阻止するなど,いくつもの因子が重なって,母乳栄養児の腸内ではビフィズス菌叢が優位を占めるようになる。最近,育児用調製粉乳中にビフィズス菌の増殖を助ける物質(ラクチュロースやガラクトシルラクトースなど)を添加したものが市販されているが,このような操作によって,人工栄養児の糞便も酸性に傾き,腸内でのビフィズス菌の増殖がみられるようになっている。…

※「ビフィズス因子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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