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ファドラッラー Faḍlallāh, Muḥammad Ḥusayn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ファドラッラー
Faḍlallāh, Muḥammad Ḥusayn

[生]1935.11.16. イラク,ナジャフ
[没]2010.7.4. レバノン,ベイルート
イラク生まれのレバノンのイスラム教聖職者。フルネーム Ayatollah Sayyid Muḥammad Ḥusayn Faḍlallāh。高名なシーア派指導者で,1957年に創設されたイラクのイスラム・ダアワ党の共同創設者といわれる。生地の伝統的な宗教学校で学び,優れたシーア派学者の多くから教えを受けた。後年,学識を評価されてアヤトラの尊称を贈られた。1966年に両親の出身地レバノンに移り,ほどなくしてシーア派最高権威としての名声を確立した。幅広い慈善活動や女性の権利に関する比較的進歩的な考え方によっても尊敬を集めた。1982年にシーア派の政党で武装組織をもつヒズボラの結成に貢献したが,組織の運営には直接かかわっていない。アメリカ合衆国とイスラエルを公然と批判し,1985年の自動車爆破攻撃や 2006年の自宅爆破など,幾度か暗殺の危機にさらされた。

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