fabric
事象内容のうち幾何学的データとして記載されるもの(B.Sander, 1930)。Sanderは考察領域の大小,内容,物質の種類とは無関係にゲフューゲという言葉を用いている。E.B.Knopf(1933)はSanderのゲフューゲをファブリックと英訳。岩石に対して用いられる場合には,岩石を形づくっている種々の構成成分(結晶,結晶の部分,いくつかの結晶の集合体,石基物質など)の空間的相互関係の全体を指す。Sander以前に用いられていた組織(texture),構造(structure)などの内容を包含するだけでなく,W.Schmidt(1925)によって初めて明らかにされた鉱物結晶の格子方向に関する統計的定向性や,物理的性質の方向性までが含まれる。日本では槇山次郎(1949)がゲフューゲを結構と訳した。Sanderは幾何学的データとして,直接的に物の形に関係している形態ファブリック(morphologisches Gefüge)と,物理的性質に関係した関数的ファブリック(funktionelles Gefüge)とを区別した。また方向性をもつ量(ベクトル的)と方向性をもたない量(スカラー的)とを分けた。ファブリックの構成要素がファブリック要素である。いま一群の特定のファブリック要素が他の群のファブリック要素と区別される性質を共通にもっている場合,この群の示す空間的データを部分ファブリックという。
執筆者:小島 丈児
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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