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ファン・ドゥースブルフ Theo van Doesburg

世界大百科事典 第2版の解説

ファン・ドゥースブルフ【Theo van Doesburg】

1883‐1931
オランダの抽象画家。本名Christiaan Emil Marie Küpper。ユトレヒト生れ。芸術運動〈デ・ステイル〉をモンドリアンらとおこす。俳優から画家に転じ,さらに文学,音楽,建築に多彩な才能を示す。〈新造形主義〉の絵画作品のほか,建築ではローゼンベルク邸案,ベルリンのウンター・デン・リンデン街改造計画(ともに1923)などを建築家ファン・エーステレンCornelis van Eesterenと発表,また機関誌《デ・ステイル》にはボンセットの筆名でダダ詩を,カミーニの名で評論を載せる。

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世界大百科事典内のファン・ドゥースブルフの言及

【環境芸術】より

…しかし,絵画から額縁を取り去り,彫刻から台座を取り除き,建築空間や都市空間のなかに,それら自身を位置づける考えが生まれてきた。これは,1920年代のロシア構成主義や,オランダのデ・ステイルなどから生まれた考え方で,リシツキーやファン・ドゥースブルフの建築・造形観に代表される。その後60年代の芸術運動のなかで,はっきりと〈環境芸術〉という言葉が用いられるようになった。…

【コンクリート・アート】より

…具体芸術と訳す。1930年,そのころすでにあいまいになっていた抽象芸術という概念に対してファン・ドゥースブルフが提案した言葉。芸術作品は自然形態の模倣再現ではなく,人間の創造物であり,一本の線,一つの色彩,一枚の平面ほど具体的でリアルなものはないという彼の主張は,アルプらの共鳴も得たが,この言葉が一つの流派を指すようになったのは,第2次大戦後のスイスにおいてである。…

【デ・ステイル】より

…20世紀初めオランダに興った抽象美術運動。ファン・ドゥースブルフモンドリアンの絵画と造形思想に共鳴し,彼とともに〈新造形主義Neoplasticisme〉を成立させ,この思想を広めるために雑誌の発行(1917‐28)を中心とした新しい造形運動をライデンで起こした。〈デ・ステイル〉(オランダ語で〈様式〉)はこの雑誌の題で,やがて運動の名称ともなった。…

※「ファン・ドゥースブルフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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