フィロクラテス(英語表記)Philokratēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フィロクラテス
Philokratēs

古代ギリシア,アテネの政治家。オリュントスの陥落 (前 348) 後,マケドニアのフィリッポス2世との和議使節団長となり,前 346年マケドニアと講和および同盟を結んだ。さらにフィリッポスの署名を得るために第2次使節団長となり,デモステネスの反対にもかかわらず同盟の履行を提案するために帰還。その後なお2回,フィリッポスのもとに使いした。しかし前 343年平和交渉の際の汚職のかどで告発され,逃亡ののち捕えられて処刑された。

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世界大百科事典 第2版の解説

フィロクラテス【Philokratēs】

前4世紀半ばに活躍したアテナイの政治家。生没年不詳。オリュントス陥落(前348)後,マケドニアのフィリッポス2世との講和交渉を主導し,前346年に現状維持を基本とする講和(彼にちなんで〈フィロクラテスの平和〉とよばれる)を結んだ。しかし彼の慎重策はその後人気を失い,前343年に彼は講和交渉の際の収賄を理由に反マケドニア派により告発され,逃亡し,欠席のまま死刑を宣告された。【篠崎 三男】

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