フェドチェンコ氷河(読み)フェドチェンコひょうが(英語表記)lednik Fedchenko

  • Федченко ледник Fedchenko lednik
  • フェドチェンコ氷河 Fedchenko lednik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タジキスタン東部,パミール高原にある氷河。同国最長の谷氷河で,全長 77km。面積 992km2の厚さは 500mをこえる。レボリューツィヤ峰北西斜面の氷床から北へって流れ出し,1日平均 66.8cm前進する。融水はアムダリア源流となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

中央アジア,タジキスタン共和国に属し,パミール高原北東部にある山岳氷河。ヤズグレム山脈北斜面の標高6280mに始まり,レボリュツィア峰(6974m),科学アカデミー山脈の峰々から流下する氷河をあわせ,標高2900m程度のセリダル谷に終わり,セリダル川源流となる。長さ77kmは中央アジア第一の谷氷河である。氷河の最大幅2.6km,氷の厚さ最大1000m,平均流速67cm/年。上流部は1928年にソ連のパミール探検隊が発見した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タジキスタン共和国、パミール高原北東部にある世界最大の谷氷河。面積1350平方キロメートル。全長約77キロメートル。探検家フェドチェンコを記念して命名された。レボリュチヤ峰(6974メートル)の北面に発し、西側に連なるアカデミア山脈やコムニズム峰(7495メートル)などから多くの支流をあわせながら北流する。末端高度は約2900メートルで、アムダリヤ水系のムク・スー川に注ぐ。標高4200メートルの氷河上に気象観測所がある。[小野有五]

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