フェート・ガラント(その他表記)Fête galante

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェート・ガラント」の意味・わかりやすい解説

フェート・ガラント
Fête galante

雅宴画などと訳される。 18世紀フランスで流行をみた,野外での男女たちの恋,会話,音楽,舞踏などを扱った絵画。 1717年 J.A.ワトーアカデミーに提出した『シテール島への船出』が受理された際に,風俗画でも歴史画でもないこの作品にふさわしい部門がなかったため,「フェート・ガラント」の名で登録された。以来,当時のロココ的趣味に適合したため,彼の弟子,後継者,追随者たちによって,18世紀前半にこの種の絵画の流行をみた。 N.ランクレ,J.B.パテールらがその代表的な画家

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む