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フォト・エッセー フォト・エッセーphoto essay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フォト・エッセー
photo essay

グラフ雑誌における写真の劇的な構成伝達形式。日本では「組写真」ともいう。第1次世界大戦頃から試みられ,ドイツのグラフ・ジャーナリズムの台頭とともに発展し,さらに 1936年アメリカの『ライフ』誌創刊を契機として確立された。この形式は編集者が先導してテーマに即した台本が作られ,これに即して写真家が取材したものに文字解説をつけ,劇的なレイアウトで構成される。したがって,フォト・エッセーはストーリーをもった写真の新しい伝達形式とされ,今日のグラフ・ジャーナリズムはほぼこうした方式を踏襲している。

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世界大百科事典内のフォト・エッセーの言及

【ライフ】より

…【常盤 新平】
[ライフの写真]
 1936年に創刊されたグラフ雑誌《ライフ》は,《フォーチュン》の編集次長で写真家としてすでに揺るぎない評価を得ていたマーガレット・バーク・ホワイト,ドイツのさまざまなグラフ雑誌で活躍しながらもナチスに追われてアメリカへやって来たアルフレッド・アイゼンシュテットAlfred Eisenstaedt,《タイム》のニュースカメラマンだったトマス・マッカボイThomas McAvoy,サンフランシスコ周辺で活躍していたピーター・スタックポールPeter Stackpoleの4人の写真を中心にしてスタートした。《ライフ》での写真は,単純な写真による解説やセンセーショナリズムを超え,対象やテーマへの深い理解と卓抜な解釈をもつものであることが求められ,そのような表現を実現するための一つの方法として,〈フォト・エッセー〉という形式が編みだされた。それは複数の写真の組合せとキャプションとにより,視覚的な解説以上にテーマの内面的な真実へと迫ろうとする試みであった。…

※「フォト・エッセー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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