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組(み)写真 クミシャシン

デジタル大辞泉の解説

くみ‐しゃしん【組(み)写真】

一つのテーマ複数写真を構成し、編集したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

くみしゃしん【組写真】

複数の写真を組み合わせて,事物や意見,感情などを伝える一群の写真,あるいはその方法。グラフ・ジャーナリズム手法として,〈――の一日〉とか〈――のできるまで〉などという形で常用されている。もともと一枚で見る写真は,それだけで完結することを目標に撮影される。だがその写真は一瞬間の情景が写るだけで,前後の時間的な関係は想像するほかはない。そうした想像過程が写真のイメージを豊かにする場合もあるが,厳密な時間の前後関係を伝えたいときは,時間帯を変えた複数の写真を用いるのが有効である。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

組写真
くみしゃしん

一まとまりの内容を表現する意図をもって、2点以上の写真で構成される写真表現の形式。『ライフ』に代表されるグラフ・ジャーナリズムの発達とともに確立された形式で、複数の写真を順次配列することにより、単に見せる写真から一歩踏み出して、読ませる写真を志向したものである。この形式は、今日ではグラフ・ジャーナリズムのみならず、広く写真表現一般に浸透し、表現のより確かな伝達が図られている。
 組写真は組まれる意図により次の二つに大別することができる。まず第一は連続写真と称されているもので、ある時間内に生起した現象を、原則として時間の流れに従って配列したものである。スポーツの分解写真がその典型的な例で、野生動物の生態写真などにもしばしば用いられる。いずれも客観的事実の伝達が重視される。第二は狭義に組写真とよばれている形式で、一点一点の写真を材料として一連のストーリー風な内容を表現しようというものである。この場合はフォト・ドキュメントのように客観的な素材によりながらも、制作者の主観的な意見の表明が重視されるケースが多い。また、特定のストーリー設定なしに組まれる組写真もあり、その場合はおもに叙情的な表現に深みを与えるためである。なお、雑誌などに連載される連作写真も一種の組写真と考えることができる。[平木 収]

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