フリューゲルホルン

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音楽用語ダス 「フリューゲルホルン」の解説

フリューゲルホルン[fluelhorn(独)]

フリューゲルホルン〔フランス名ビューグル(Bugle)、イタリア名フリコルノ・ソプラノ(Flicorno Soprano)〕は日本では馴染みのない楽器だが、フランス系の編成による吹奏楽や、イギリスの金管バンドなどでは常置されている。Bb管のトランペットと同一の管長で構え方も同じだが、円錐部分の多い太めの管でコルネットよりもさらにずんぐりとしている。その起源は小型で弓状の牧畜・狩猟用ラッパに求められるが、直接には軍用の信号ラッパにバルブを取り付けて改良したもので、1840年頃までにヨーロッパの金管バンドに広まった。音色は甘く気品にあふれるが、同時に地味で強奏には向かないことから、競合するトランペットやコルネットにその地位を奪われている。オーケストラ曲での用例はきわめて少ないが、ストラビンスキーの「トレニ」やボーン・ウィリアムズの「第9交響曲」にフリューゲルホルンの効果的なソロを聴くことができる。またレスピーギの交響詩「ローマの松」では、ローマ軍の進攻を暗示するためにフリューゲルホルンを含む金管アンサンブルが用いられている。

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