フロー分析(読み)ふろーぶんせき(その他表記)flow analysis

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フロー分析」の意味・わかりやすい解説

フロー分析
ふろーぶんせき
flow analysis

経済分析の手法の一つで、ストック分析に対応する。ストック分析が一時点において存在する経済数量、たとえば国富・資産・人口の構成・増減などを分析するのに対し、一定期間において発生・消滅する経済数量、たとえば国民総生産(GNP)、投資額、労働時間数、出生死亡量などを分析するのがフロー分析である。前者は貯(たくわ)え・貸借対照表に関するもの、後者は流れ・損益計算書に関するものともいえる。しかし、ある期のフローの一部がストックになり(GNPの一部が貯蓄=投資されて資本設備の増加となる)、あるいはストックがフローに影響を与える(資本設備の増加が次期の生産量を増大させる)ように、両分析は互いに補完しあう関係にある。

[一杉哲也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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