ブイヨン公(読み)ブイヨンこう(英語表記)Bouillon, Frédéric-Maurice de la Tour d'Auvergne, Duc de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブイヨン公」の意味・わかりやすい解説

ブイヨン公
ブイヨンこう
Bouillon, Frédéric-Maurice de la Tour d'Auvergne, Duc de

[生]1604. スダン
[没]1652. ポントアーズ
フランスの貴族武将知謀抜群といわれた。武将テュレンヌ子爵の兄。 1641年リシュリューとの不和からスペイン軍に投じてフランスと戦ったが,結局王と和解。翌年イタリアにあるフランス軍を指揮したが陰謀に加担して逮捕された。 44年カトリックに改宗してローマ教皇庁軍司令官となり,のち帰国してフロンドの乱に参加したが,51年 J.マザランと和解。『回顧録Mémoiresを残した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android