ブバネシュワル(読み)ぶばねしゅわる(英語表記)Bhubaneswar

デジタル大辞泉 「ブバネシュワル」の意味・読み・例文・類語

ブバネシュワル(Bhubaneswar)

インド中東部、オリッサ州都市。同州の州都ベンガル湾に注ぐマハナージ川デルタに位置する。1948年に南約25キロメートルの旧州都カタクにかわり州都となった。古代より仏教バラモン教、ヒンズー教ゆかりの宗教的聖地であり、11世紀初頭に建設されたリンガラージャ寺院をはじめ、多く寺院がある。ブバネーシュバル

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブバネシュワル」の意味・わかりやすい解説

ブバネシュワル
ぶばねしゅわる
Bhubaneswar

インド中東部、オディシャオリッサ)州の州都。人口64万7302(2001)、88万5363(2011センサス)。旧州都カタクの南約25キロメートル、マハナージ川のデルタに位置する。1948年以後新州都として計画的に建設された近代的都市であるが、市内には古い歴史をもつ何百もの寺院が並ぶ旧市街地がある。急速な近代化とともに州都としての機能も高められ、1981年までの10年間に人口は倍増、その後の10年間でさらに倍増した。寺院の多くは旧市街地の中心部にあたるビンドゥー・サガール湖の沿岸にある。大部分が8~13世紀に建設されたもので、なかでも10~11世紀のものは数も多くみごとである。1000年ごろ建設されたリンガラージャ寺院は本殿の高さが45メートルもあり、規模の面でも芸術的にもインド有数のヒンドゥー寺院である。

[中山晴美]


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