ブラジル民主運動党(読み)ブラジルみんしゅうんどうとう(英語表記)Partido do Movimento Democratico Brasiliero

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラジル民主運動党」の意味・わかりやすい解説

ブラジル民主運動党
ブラジルみんしゅうんどうとう
Partido do Movimento Democratico Brasiliero

略称 PMDブラジル中道政党。 1979年 11月,政党の組織化に関する規制が緩和されたのに伴い,旧ブラジル民主運動を離れて結成された政党。 81年には人民党を吸収して勢力を拡大。 85年1月に行われた間接選挙による大統領選挙にはタンクレード・ネーベス候補が野党連合候補として当選したが,同年3月に病死自由戦線党のジョゼ・サルネイ副大統領が昇格し新政権が発足したが,PMDは与党として政権を維持し,88年改定の新憲法をまとめあげた。 90年 10月の総選挙でも上下両院で第1党を確保。 94年 10月の大統領選挙にはオレスラス・ケルシアが出馬したが,ブラジル社会民主党フェルナンド・エンリケ・カルドゾに敗北。 98年 10月の総選挙では下院で自由戦線党に第1党の座を奪われた。

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