ブリンクマン(その他表記)Theodor Brinkmann

改訂新版 世界大百科事典 「ブリンクマン」の意味・わかりやすい解説

ブリンクマン
Theodor Brinkmann
生没年:1877-1951

ドイツの農業経営学者。ウェストファーレン農家長男に生まれ,6年間農業に従事したのち,ボンイェーナの大学で学ぶ。1908年ボンのポッペルスドルフ農科大学農業経営学講座を先任教授F.アーレボーより受け継ぎ,48年の定年退職まで同大学で教育研究活動を行う。主著《農業経営経済学》(1922)は,農業経営研究の重要な文献であり,公刊後ただちに英語,ロシア語,日本語に翻訳され標準的な教科書とされた。地代指数によるその農業立地論の数学的厳密さと論理的展開は,J.H.vonチューネンの《孤立国》(1826)を継承発展するものであった。また集約度理論の体系化とともに,分化力と統合力との相関関係においてとらえる経営方式論と作付け順序像の展開は,彼の大きな貢献である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブリンクマン」の意味・わかりやすい解説

ブリンクマン
Brinkmann, Rolf Dieter

[生]1940.4.16. フェヒタ
[没]1975.4.23. ロンドン
西ドイツの詩人小説家。同世代の若者生態を描いた小説『もう誰も知らない』 Keiner weiss mehr (1968) が出世作。そのほかに『西へ1&2』 Westwärts 1&2 (75) ,詩集スチール写真』 Standphotos.Gedichte1962~1970 (80) がある。

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