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ブレア政権の後退(英) ぶれあせいけんのこうたい

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知恵蔵の解説

ブレア政権の後退(英)

1997年の総選挙で誕生した、当時43歳だったトニーブレア党首の率いるイギリス労働党政権。94年に党首となったブレアは「ニューレーバー(新しい労働党)」を合言葉に労働党のイメージを一新し、労働党を中道寄りに変身させた。それまで総選挙4連敗で、万年野党化した党勢を変え、社会主義からの脱皮を図って市場重視、民営化推進、競争原理導入などを進めた。労働党政権発足後、低金利が住宅購入熱を呼び、資産価格の上昇がさらに消費を刺激するという好循環が続き、雇用市場も安定していた。2005年5月の総選挙では、労働党は過半数の356議席を獲得、同党史上初めて3期連続で政権を担うことになった。しかし、イラク戦争を支持したことが問われ、議席を大幅に減らした。保守党は197議席と前回の総選挙よりも33議席を伸ばすことに成功したが、過半数には大きく届かなかった。労働党は06年5月の統一地方選挙でも全国で320議席を失っている。総選挙時の支持者からの灰色融資疑惑、プレスコット副首相の不倫騒動、外国人受刑者を釈放した外務省不手際などで政権の支持率は低下、05年12月に保守党の新党首となったデービッドキャメロンの人気が高まっている。

(渡邊啓貴 駐仏日本大使館公使 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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