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プッシュプル回路 プッシュプルカイロ

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デジタル大辞泉の解説

プッシュプル‐かいろ〔‐クワイロ〕【プッシュプル回路】

push-pull circuitオーディオアンプで、増幅の出力を大きくし、ひずみを低減するために、互いに逆の動作をする回路を組み合わせて一体とし、出力を得るようにした回路。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プッシュプル回路
ぷっしゅぷるかいろ
push-pull circuit

プッシュプル増幅器を構成する回路。特性の等しい二つの真空管、またはトランジスタを対称的に接続し、大きさの等しい逆位相の入力信号を加え、入力信号の正負の部分をそれぞれ増幅し、これを重ねて大出力とする回路。その動作が押し(プッシュpush)たり、引い(プルpull)たりするようにみえるところからプッシュプルといわれる。ひずみの少ない大出力が得られるので、増幅器とか発振器に用いられる。
 増幅器はオーディオ機器などの大出力用回路として用いられ、A級増幅器(出力電圧波形が入力波形と相似となるもの)を組み合わせたA級プッシュプルと、B級増幅器(出力電圧波形が半周期だけ入力波形から遅れるもの)を組み合わせたB級プッシュプル回路とがあり、後者は効率はよいがクロスオーバーひずみが生ずる。トランジスタを用いる場合は、pnpとnpnを組み合わせたプッシュプル回路(コンプリメンタリ回路)、低インピーダンスを利用したOTL(無変圧器)回路も構成できる。
 発振回路にプッシュプル回路を用いると、出力および電力効率は大きく、高調波ひずみの少ない安定性のよい回路となる。さらに電極間の容量が直列となるため小さく、超高周波発振特性はよい。[岩田倫典]

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