コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

プーズー pudu

世界大百科事典 第2版の解説

プーズー【pudu】

偶蹄目シカ科の哺乳類。シカ科中最小の種。シカ類としては四肢と首が短く,小型シカ類のつねとして比較的太い胴は背中が弓形に湾曲する。枝分れしない長さ5cm以下の短い角をもつ。体色は灰色から赤褐色ないし暗褐色。マメジカ類よりもわずかに大きい程度で,体長78~93cm,肩高32~42cm,尾長2~3cm,体重7~10kg。チリ,アルゼンチン南部のアンデスチロエ島分布森林あるいは茂みに単独,つがい,あるいは小さな家族群ですみ,植物を食べる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プーズー
ぷーずー
pudu

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目シカ科マザマジカ属プーズー亜属に含まれる動物の総称。アメリカ産のシカとしては最小で、頭部は寸詰まりの感じがあり、頸(けい)部も短く、背は弓状に湾曲し、全体に丸い感じがする。耳は厚く毛で覆われ卵形。短い角(つの)をもつが、前頭部の毛に隠れて目につきにくい。オナシプーズーMazama (Pudu) mephistophelesと、プーズーM. (P.) puduの2種がある。オナシプーズーはアンデス北部の高地の深い森にすみ、尾がない。肩高35センチメートルぐらいで、毛色は赤褐色。頭部と足は黒っぽい。プーズーはチリ、アルゼンチンなどの森にすみ、肩高30~35センチメートル、体重6~10キログラム、短い尾がある。毛色は、夏は暗赤褐色で、冬は灰褐色。腹部や足は淡い。[増井光子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

プーズーの関連キーワードオナシプーズーマザマジカシカ(鹿)増井光子

今日のキーワード

所信表明演説

政府の長が施政に関する考え方を明らかにするために行う演説。日本の国会では、臨時国会や特別国会の冒頭に内閣総理大臣が衆議院および参議院の本会議場で行い、当面の問題を中心にその国会における内閣の方針を示す...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

プーズーの関連情報