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ヘレニズム文化 ヘレニズムぶんかHellenism

翻訳|Hellenism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘレニズム文化
ヘレニズムぶんか
Hellenism

一般にギリシア文化とその模倣をいう。古代ではギリシア語を話し,ギリシア的生活をする人々を意味した。ヘレニズム時代はギリシア文化を仲介に東洋と西洋が混合した時代で,およそ3期に分けることができる。 (1) 前 323~280年 アレクサンドロス3世 (大王) の死後,大帝国がマケドニア,エジプト (プトレマイオス朝) ,シリア (セレウコス朝) などに分裂した時代。 (2) 前 280~160年頃 各国の勢力均衡のためにギリシア的生活が普及し,科学,哲学が栄えた時代。 (3) 前 160~30年頃 ローマの影響で各国の勢力が衰え,非合理性,宗教が盛んになり,エジプトがローマに併合されるまでの時代。世界市民主義的生き方,個人主義的哲学などにみられるように,ポリスの強力な個人への支配が薄れたことから生れた文化で,アテネ,アレクサンドリアペルガモンなどがその中心であった。イギリスではこの用語はヘレニズム時代よりも,18~19世紀の古代ギリシア文化への憧憬をいうことが多い。

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