ベリーズのバリア-リーフ保護区(読み)ベリーズのバリアリーフほごく

世界遺産詳解 の解説

ベリーズのバリアリーフほごく【ベリーズのバリア-リーフ保護区】

1996年に登録されたベリーズ世界遺産自然遺産)で、同国本土から約20km沖に位置する、世界第2位の規模珊瑚礁。珊瑚礁でできた小島の数は450といわれ、マングローブがびっしりと生えている。また、絶滅危機にあるタイマイ、アメリカマナティなど稀少動物が生息している。このように貴重な環境を保っていることが評価され、世界遺産に登録された。ライトハウス礁にあり、深さ約125m、直径約318mもあるブルー・ホールは、神秘的な美しさで有名。近年観光開発が進み、環境が悪化しつつあるため、2009年、危機遺産リストに登録された。◇英名はBelize Barrier Reef Reserve System

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android