コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ホスホリパーゼ phospholipase

百科事典マイペディアの解説

ホスホリパーゼ

リン脂質加水分解酵素。基質としてレシチンが代表的なためレシチナーゼとも。切断する基質の鎖の位置の違いから,ホスホリパーゼA,B,C,Dなどが区別される。いずれも熱に安定。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

栄養・生化学辞典の解説

ホスホリパーゼ

 グリセロリン脂質の各種のエステル結合の加水分解を触媒する酵素.多種類が知られている.A1:[EC3.1.1.32](グリセロールの1位のアシル基を遊離させる),A2:[EC3.1.1.4](グリセロールの2位のアシル基を遊離させる),B:[EC3.1.1.5](リゾグリセロホスホリピドからアシル基を遊離させる),C:[EC3.1.4.3](ホスファチジルコリンが基質),[EC3.1.4.10](ホスファチジルイノシトールが基質),[EC3.1.4.11](ホスファチジルイノシトール-4,5-ビスリン酸ホスホジエステラーゼが基質),D:[EC.3.1.4.4](塩基との間を加水分解)など.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典内のホスホリパーゼの言及

【消化酵素】より

… 唾液の中にはデンプン分解酵素である唾液アミラーゼ,胃液中にはタンパク質分解酵素であるペプシンがあり,酸性の環境ではたらく。膵液中にはデンプン分解酵素として膵アミラーゼ,タンパク質分解酵素としてトリプシン,キモトリプシン,カルボキシペプチダーゼ,エラスターゼなど,脂肪分解酵素としてリパーゼ,ホスホリパーゼなどがある。これらは中性ないし弱アルカリ領域ではたらく。…

【リン脂質(燐脂質)】より

…この過程には種々の特異性をもつリパーゼが重要な役割を担っている。例えばホスホリパーゼA2はグリセロリン酸の2位のエステルを加水分解し,リゾホスホリピドを生じるが,この物質はさらに分解されるか,アシルCoAからアシル基転移酵素によって別のリン脂質に変化させられる。種々のホスホリパーゼの作用部位をPCを例にとって図5に示す。…

※「ホスホリパーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ホスホリパーゼの関連キーワードアドレナリンレセプタージアシルグリセロール細胞内情報伝達機構ステロイドホルモンフォスフォリパーゼ卵黄リゾレシチンアラキドン酸リゾレシチン野島庄七

今日のキーワード

阪神園芸

阪神電気鉄道株式会社の子会社で、兵庫県西宮市に本社を置く造園会社。正式名称は「阪神園芸株式会社」。1968年に設立された。環境緑化工事の施工・維持管理、公園植栽などの管理、観葉植物のリースといった業務...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android