コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ホル Holl, Elias

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホル
Holl, Elias

[生]1573.2.28. アウクスブルク
[没]1646.1.6. アウクスブルク
ドイツのルネサンス建築家。石細工職人の子に生れ,1600~01年ベネチアに2ヵ月滞在し,02年イタリアとの貿易で栄えた自由都市アウクスブルクの市主任建築家となり,兵器工場 (1602~07) ,聖アンナ学院 (13~15) ,市庁舎 (15~20,第2次世界大戦で損傷しのちに再建) ,聖霊病院 (26~30) を建て,ドイツ・ルネサンス建築を完成させた。イタリア古典主義に,高い破風壁やねぎ花形ドームのついた塔などのドイツ的特色を融合させたアウクスブルク市庁舎はその代表作。三十年戦争に際し,プロテスタントであったため,35年解雇され,晩年は不遇に終った。

ホル
Holl, Karl

[生]1866.5.15. テュービンゲン
[没]1926.5.23. ベルリン
ドイツの神学者。テュービンゲン大学助教授,ベルリン大学教授。初めギリシア正教会などの古代教会史研究に従事していたが,のちルターおよび宗教改革の研究に移る。彼の宗教改革 400年記念講演「ルターは宗教のもとに何を理解していたか」 Was verstand Luther unter Religion? は,20世紀初頭のルター・ルネサンスの運動を促進した。そのルター解釈の特色は,ルターの信仰義認論における罪の許しと聖化とを統一的に理解しようとするところにある。主著『教会史論集』 Gesammelte Aufsätze zur Kirchengeschichte (3巻,1921~28) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ホル【Elias Holl】

1573‐1646
ドイツの建築家。アウクスブルクに生まれ,同地で没。北イタリア旅行(1600‐01)で知ったパラディオの建築の影響を受けた後,1602年アウクスブルク市の建築家となる。初期作の兵器廠(1602‐07)は不完全な形でしか伝わらないが,末期ゴシックの形態と新しいバロック的造形意志との融合をみせ,また代表作のアウクスブルク市庁舎(1615‐20)は,ゴシック建築の仰向性とパラディオの厳格な形態との総合を果たしている。

ホル【Karl Holl】

1866‐1926
ドイツのプロテスタント神学者。ベルリン大学の教会史教授。はじめ古代教会の研究を主題としたが,やがてルターと宗教改革の研究に向かい,20世紀前半の重大な神学運動〈ルター・ルネサンス〉の指導者となった。その成果は,《教会史論文集I,ルター》(1921)に収められているが,ルターの宗教を〈良心宗教〉と規定し,倫理化し,ルターを近代と直結させて理解した点に特徴がある。【近藤 勝彦】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ホルの関連キーワードユリオルキス ガンボアアルバート・プーホルスろ(濾)胞刺激ホルモン内分泌攪乱化学物質フォルムアルデヒドトリヨードメタントリクロロメタンプロゲストーゲン黄体刺激ホルモンコンテンツ保持者国連人間環境会議ホルモン応答領域リンホルムホイエホルモン放出因子変態促進ホルモンゲセル・ハン物語フレンチ・ホルンフレンチホルンルテオトロピン黄体化ホルモン

今日のキーワード

異常天候早期警戒情報

5日から 8日先を最初の日とする 7日間の平均気温がかなり高い,またはかなり低い確率が 30%以上と見込まれる場合に注意を呼びかけるため気象庁から発表される情報。低温や猛暑が長く続くと,人の活動や農作...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ホルの関連情報